～”半導体”不足で”エコキュート”が手に入りづらいって本当？～
お湯を効率的に沸かし、環境にも優しい“エコキュート”。この冬大活躍したご家庭も多いのではないでしょうか。
オール電化の普及と共に需要が高まってきているエコキュートですが、現在発注しても中々手に入りにくい状況なのをご存じでしょうか？
エコキュートの在庫薄や納期遅れは、エコキュートの大切な部品である”半導体“不足が原因なんです！
そもそも”半導体”って何なの？
どうして”半導体不足”が起こっているの？
エコキュートの生産状況は今後どうなるの？
エコキュートの交換をしたい場合に気を付けることは？
世界を騒がせている半導体不足について、実際に影響を受けているエコキュート業者のスタッフが分かりやすく解説していきます！
目次
そもそも"半導体"って何なの？
最近ではよくニュースにも取り上げられる“半導体”、皆様も聞き覚えがあるのではないでしょうか。
この半導体は、様々な機器に使われる重要な部品なのですが、実際どういう働きをするのか知らない方が多いようです。
まずは半導体が一体どのような役割を果たす部品なのかを解説していきます！
〇半導体とは
まず半導体を一言で説明すると、“電気を通したり通さなかったりする物質”です。
この世に存在する物質には、電気を通す物質である「導体」と、逆に電気を通さない物質である「絶縁体」、そして「半導体」があります。
・「導体」⇒銅・アルミニウム等
電気を良く通すであり、電線や電力ケーブルに使用されています。
・「絶縁体」⇒ゴム・ガラス等
電気を通さない物質であり、電力ケーブルを被覆する保護剤などに使用されています。
・「半導体」⇒シリコン等
「導体」と「絶縁体」の中間に位置する物質で、温度によって導体にも絶縁体にも変化する性質を持っています。
代表的な半導体はシリコンで、低温の場合は絶縁体の性質に、温度が上昇すると導体の性質になるという特殊な物質です。
この性質を活かし、現在様々な電子部品として使用されています。
〇半導体が使われているもの
半導体は、私たちの身の回りで様々なものに使用されていますので、いくつかご紹介しましょう。
～半導体が使われている機器～
パソコン・スマートフォン・ゲーム機・冷蔵庫・自動車
LED照明・太陽光パネル・エアコン・給湯器・エコキュート…etc
～半導体が使われている機器～
パソコン・スマートフォン・ゲーム機
冷蔵庫・自動車・LED照明・太陽光パネル
エアコン・給湯器・エコキュート…etc
代表的なものを挙げましたが、これだけでも私たちの生活に欠かせないものばかりです。
どれもある程度長く使用できるものとはいえ、故障や劣化等で交換が必要になった時に手に入らないと、日常生活に大きな支障を来してしまします。
これら生活の必需品に使用される半導体は、冷戦後より“産業の米“と言われるまでになりました。
半導体の不足は、じわじわと私たちの生活に影響を与えてきています。
どうして"半導体不足"が起こっているの？
現在世界的に大規模な半導体不足が起きていますが、この理由は一体何なのでしょうか？
半導体不足の理由には大きく分けて２つあります。
その２つとは、「各種家電の需要急増」と「半導体工場の供給体制の逼迫」です。
〇各種家電の需要急増
元々、5Ｇスマートフォンの登場により、半導体の供給は追いつかなくなっていました。
そんな中、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で半導体関連商品の需要が急増しているんです。
・リモートワークの増加⇒パソコン等ネットワーク機器の需要増
・外出自粛で巣ごもりの増加⇒生活家電やゲーム機等の需要増
・感染対策のため非接触の推奨⇒飲食店等でのタブレット機器の需要増
・想定以上の景気回復⇒自動車の需要増
・リモートワークの増加
⇒パソコン等ネットワーク機器の需要増
・外出自粛で巣ごもりの増加
⇒生活家電やゲーム機等の需要増
・感染対策のため非接触の推奨
⇒飲食店等でのタブレット機器の需要増
・想定以上の景気回復
⇒自動車の需要増
これらの製品にも使用されている半導体は、製品の需要急増により生産の逼迫に拍車がかかってしまっています。
〇半導体工場の供給体制の逼迫
需要の急増と並んで半導体不足の大きな原因となっているのが、半導体供給体制の逼迫です。
元々、技術の急速な進歩により、半導体の需要は供給を上回っていました。
半導体の製造工場を建てるためには莫大な資金が必要であり、工場の数や規模等の準備が整う前に、半導体を利用した機器は次々に生まれていきました。
そんな中、世界中の半導体工場にハプニングが起きてしまいます。
〇世界最大手の半導体企業がある台湾〇
干ばつ等の影響で工業用の水不足が発生し、半導体生産量の減少に繋がりました。
〇アメリカのテキサス〇
大寒波の影響で大規模な停電が起き、工場の生産も一時停止しました。
〇日本〇
2020年10月、2021年3月と立て続けに半導体生産工場より火災が発生したため、
一時的に半導体の生産が止まってしまいました。
各国の工場での、こうした災害や事故等による生産数の減少に輪をかけるように起こったのが、現在でも終わりの見えない新型コロナウイルスによるパンデミックです。
新型コロナウイルスの蔓延を防ごうと、東南アジア諸国等で都市のロックダウンが実施されている関係で、多くの工場が稼働の停止を余儀なくされています。
このように様々な要因が積み重なり、世界中で半導体が不足する事態となっているのです。
エコキュートの生産状況は今後どうなるの？
現在は半導体不足の問題を少しでも解消するため、半導体工場の稼働ラインを増やす等でなんとか半導体供給量の確保が進んでいる状態です。
半導体が最も品薄であった頃よりは生産量は回復してはいますが、同時に半導体の需要もどんどん増えてきている為、安定した供給にはまだ遠そうです。
エコキュートも、半導体不足に伴い安定した生産量の確保は難しいのが現状です。
あと１年程で回復するという見方もあれば、4～5年先まで安定した供給は難しいとの見方もあります。
生活必需品であるエコキュート等の給湯器不足は国でも問題としてとらえており、2021年には経済産業省と国土交通省の連名にて対応の要請を行っています。
国民の必要最低限の生活を守れるように、必要な部素材の調達先の紹介や、修理への対応強化等の対策が始まっています。
☟エコキュートの設置価格に関する記事はこちら☟
エコキュートの交換を検討する目安は10年！
今後も、エコキュートが急に故障し、交換が必要になっても中々手に入らない状況が続きます。
製造年の浅い機種なら修理でなんとか持ちこたえることが可能ですが、製造年から10年以上経っている場合、修理に必要な部品の生産が終了している可能性が高いです。
修理が不可能となると、エコキュート本体の交換が必須となってきます。
すぐには替えのエコキュートが手に入らないことを見越して、10年以上使用しているエコキュートは、早めに交換の依頼をされることをオススメします！
エコキュートが壊れ、お湯が使用できなくなってから交換の依頼をすると、交換までに半年かかる…なんてことが起こる可能性もあるんです。
寿命が近づいた時点で交換の依頼をすることで、入荷が決まった際に優先的に交換の手配をしてもらうことが可能ですよ！
☟エコキュートの寿命/メンテナンスに関する記事はこちら☟
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月1でエコキュートの配管洗浄！市販のジャバでお風呂を清潔に保つ！ 毎日使用するお風呂、こまめにお掃除する方も多いですよね。 そんな方
皆様のエコキュート需要に最大限お応えできるよう奔走致します！
今回は世界の半導体不足の原因や、それに伴いエコキュート･給湯器等が手に入りにくくなっている現状を解説してきました。
おうち時間の味方ライフパートナーでも、皆様の需要に最大限お応え出来ますよう、エコキュートや給湯器の在庫確保や故障修理等に日々奔走しております。
少しずつですが、エコキュートの在庫が確保できているタイミングもありますので、お早目にお問い合わせ下されば誠心誠意ご対応させて頂きます。
まずはお気軽にご相談くださいませ♬
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