~”エコキュート”の”水抜き”というメンテナンスで寿命を延ばそう!~
エコキュートはランニングコストが安いため、長く使えば使うほどお得になりますが、
それには定期的なメンテナンスが必須です!
エコキュートの重要なメンテナンス方法に“水抜き“という方法があります。
水抜きでエコキュートの寿命が5年伸びるって本当?
水抜きの手順と最適な頻度って?
水抜き以外に自分でできるメンテナンスはある?
このような水抜きに関する疑問をよく耳にします。
実は水抜きを行うことでエコキュートの寿命が伸びるのは本当で、ご自身でも簡単にできちゃうんです!
エコキュートの修理/メンテを年間500件以上承っているプロの業者が水抜きやその他エコキュートのメンテナンスについて徹底解説します!
目次
"水抜き"で"エコキュート"の寿命が5年伸びるって本当?
水抜きは、エコキュートメンテナンスの中で最も重要な項目です。
何もせず放置している状態と、定期的に水抜きを行った場合では、
エコキュートの寿命が約5年違うと言われています。
エコキュートの寿命は約10~15年と言われていますが、
これはきちんと定期的に水抜き等のメンテナンスを行った場合の寿命です。
メンテナンスを全くせずに使い続けると、5年程で故障して買い替えなくてはいけなくなることもあるため、
メンテナンスの有無でエコキュートの寿命は5年変わる、と言われているんです。
エコキュートは本体代がガス給湯器よりも高いですが、
ランニングコストが非常に安いので、長く使えば使うほどお得になります。
〇そもそもエコキュートの給湯システムって?
エコキュートは「貯湯ユニット」と「ヒートポンプユニット」がセットになっている製品です。
貯湯ユニット内にある貯湯タンクに供給口から水道水を入れ、ヒートポンプユニットから取り込んだ空気中の熱を使って沸き上げます。
貯湯タンクには一気に沸き上げたお湯がストックしてあり、そこから蛇口やシャワー口にお湯を供給する、という仕組みになっています。
定期的にメンテナンスをしないと、貯湯タンクに汚れが溜まってしまいます。
〇使用するのは水道水なのになぜ汚れるの?
エコキュートは貯湯タンク内の水質を清潔に保つようステンレスで設計されてはいますが、メンテンスなく使い続けるのは危険です。
貯湯タンクには常にお湯(水)が入っている状況のため水垢が発生します。
また水道水にはミネラル成分が含まれており、エコキュートにとってミネラルは不純物であり、沈殿してしまいます。
水垢や不純物が沈殿し続けていると、エコキュート内のお湯が汚れたり、エコキュート故障の原因にもなってしまいます。
〇水抜きはどうして必要なの?
エコキュートの水抜きとは、貯湯タンクに沈殿している水垢/不純物を排水するための工程です。
水抜きを定期的に行うことで、貯湯タンク内を清潔に保つことができます。
定期的な水抜きを怠ると、以下のようなリスクが発生してしまいます。
・お湯が臭くなる
・お湯に不純物が浮く
・フィルターがつまりエコキュートが故障する
・水道代や電気代が高くなる
このようなリスクをなくすためにも、定期的な水抜きは必須です!
エコキュートの水抜きは自分でできるの?
業者に依頼せずとも、定期的にご自身で水抜きを行えば貯湯タンクを清潔に保つことが可能です。
以下の手順を参考に、ぜひご自身で水抜きをしてみてください!
●エコキュート簡単水抜き手順
実際にエコキュートの水抜き手順を、写真と共にご説明します。
①漏電遮断機をOFFにする
貯湯タンク下のカバーを外し、
『漏電遮断機』をOFFにする。
②給水止水栓を閉じる
給水配管途中にある
『給水止水栓』を閉じる。
③逃がし弁を開ける
『逃がし弁』を開け
貯湯タンクの中に空気を入れる。
約1分待つ。
④排水栓をあけ排水する
貯湯タンク下部に溜まった汚れと共に
排水する。約1~2分が目安。
⑤給水止水栓を開ける
汚れが出なくなったら排水栓を閉め、
給水止水栓を開けお湯が出るのを確認する。
⑥逃し弁を閉じ
漏電遮断機をONにする
最後に混合水栓から
水とお湯が出るのを確認して終了。
①漏電遮断機をOFFにする
貯湯タンク下のカバーを外し、
漏電遮断機をOFFにする。
②給水止水栓を閉じる
給水配管途中にある
『給水止水栓』を閉じる。
③逃がし弁を開ける
逃がし弁レバーを開け
貯湯タンクの中に空気を入れる。
約1分待つ。
④排水栓をあけ排水する
貯湯タンク下部に溜まった汚れと共に
排水する。約1~2分が目安。
⑤給水止水栓を開ける
汚れが出なくなったら排水栓を閉め、
給水止水栓を開けお湯が出るのを確認する。
⑥逃し弁を閉じ
漏電遮断機をONにする
最後に混合水栓から
水とお湯が出るのを確認して終了。
メーカーによって多少水抜きの手順が異なる場合がありますので、
実際に水抜きをおこなう場合は取り扱い説明書を見ながら進めることを推奨します。
〇水抜きの最適な頻度は?
エコキュートの水抜きは年に2~3回行うのが最適です。
期間でいうと4~6ヵ月に1回程度です。
この頻度を守れば、エコキュートの寿命を10~15年にすることも可能です!
そこまで負担のない回数だと思いますのでぜひ実践してみて下さい!
〇水抜きで気を付けるべきことはある?
以上で説明しました、ご自身でできる簡単水抜き方法で
エコキュートの清潔さを保てるのは、購入から継続してメンテナンスを行っている場合です。
万が一、新規設置や前回のメンテナンスから1年以上
水抜きやメンテナンスをしていない場合は、
簡単な水抜きでは取り切れない水垢等がこびりついてしまっている可能性が高いです。
この場合は一度業者に貯湯タンク内の洗浄を依頼し、
そこから4~6か月おきにご自身で水抜き作業を行えば問題ありません。
また、定期的な水抜きは期間が空くと忘れやすいですので、
スマホのスケジュール機能等で通知しておくのがオススメです!
☟長期不在時もエコキュートの水抜きを!☟
旅行や出張の”長期不在”時、エコキュートの設定はどうする?
旅行や出張等で長く家を空ける時、エコキュートはどうする? ランニングコストが安い事等から人気の高いエコキュートは、貯湯
旅行や出張の”長期不在”時、エコキュートの設定はどうする?
旅行や出張等で長く家を空ける時、エコキュートはどうする? ランニングコストが安い事等から人気の高いエコキュートは、貯湯タンクにお湯を
水抜き以外に自分でできるメンテナンス4選!
エコキュートのメンテナンスで最も重要なのは以上で説明した“水抜き”作業ですが、
他にも様々なメンテナンス方法があります。
ご自身で簡単にできるものもありますので、代表的なエコキュートメンテナンスを4つご紹介します!
①風呂フィルター清掃
浴槽についているフィルターに汚れや不純物が溜まり、詰まってしまうことがあります。
フィルターは取り外しができるため、使い古した歯ブラシ等で汚れを落としましょう。
長期間でこびりついた汚れを落とすのは大変ですので、
お風呂から上がる前等、日常的に行うのがベストです。
また、清掃後フィルターをつけずに給湯をしてしまうと
エコキュート故障の原因になりますので注意して下さい。
②逃し弁の点検
!そもそも逃がし弁とは!
エコキュートは、貯湯タンクいっぱいにお湯を貯めておく方式です。
水に熱を加えお湯に沸き上げる際、水の体積が膨張するため、そのままでは膨張水により貯湯タンクが破損してしまいます。
この時に貯湯タンク内にかかる圧を調節する役割を持っているのが逃がし弁です。
貯湯タンクについている逃がし弁レバーを上げ、排水口からお湯(水)が出ることを確認してみてください。
排水口からの排水を確認できれば正常な状態です。
確認が出来たら必ず逃がし弁レバーを戻して下さい。
③漏電遮断機の点検
!そもそも漏電遮断器とは!
エコキュートが漏電した時に、電気を自動的に切って火災や感電事故等を防ぐ安全装置
漏電遮断器が故障していると、エコキュートが漏電した際に
家全体のブレーカーが落ちてしまう事態を引き起こします。
漏電遮断器には点検のためにテストボタンがついています。
貯湯タンク下のカバーを外したところにあるテストボタンを押した際に
電源がOFFになれば正常です。
点検後は電源をONにして点検カバーを元に戻してください。
④配管の清掃
エコキュートから浴槽を繋ぐ配管には汚れが溜まりやすいです。
エコキュートには一般的に配管自動洗浄の機能が搭載されていますが、
全ての汚れを完全に取り除けるわけではありません。
半年に1回程度で良いので、手動でも清掃する事をオススメします。
専用の洗浄剤(風呂配管用洗浄液)を使用して配管内を循環させることで、
溜まった汚れを取り除くことができます。
その他にもエコキュートメンテナンスの方法はいくつかあります。
こちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
☟エコキュート簡単メンテナンス方法はこちら☟
月1″エコキュート”の”配管洗浄”!市販のジャバでお風呂を清潔に!
月1でエコキュートの配管洗浄!市販のジャバでお風呂を清潔に保つ! 毎日使用するお風呂、こまめにお掃除する方も多いですよね。 そんな方々が
月1″エコキュート”の”配管洗浄”!市販のジャバでお風呂を清潔に!
月1でエコキュートの配管洗浄!市販のジャバでお風呂を清潔に保つ! 毎日使用するお風呂、こまめにお掃除する方も多いですよね。 そんな方々が